瑕疵物件の意味
瑕疵物件の意味
瑕疵物件とは、住宅などの不動産取引の際に表面上は見えない部分に何らかの問題がある物件であることを意味します。一般的に中古物件を購入する場合は、事前に実物を見て問題の有無をチェックします。それでも水道の配管や壁の内側・床下・天井裏などの部分は見ることができず、見えにくい部分に何らかの破損や問題が生じているケースがあります。見えない部分に問題がある不動産物件は瑕疵物件と呼ばれ、法律によって売買取引や賃貸契約の際に相手に告知をする義務があります。
瑕疵物件の中には水漏れや雨漏りなどの物理的な問題だけではなく、心理的な瑕疵も含まれます。心理的な瑕疵とは、例えば以前にその物件で殺人事件や自殺などが発生したようなケースが該当します。心理的瑕疵物件についても売買取引や賃貸契約の際に取引相手に告知を行う義務がありますが、十分な期間(賃貸物件で2~3年、売却物件で5~6年)が経過すれば告知義務がなくなります。
賃貸の瑕疵物件とは、どういう物件のことなのか。
瑕疵物件とは、取り引きの対象となった不動産に当事者が予想もしていない物理的・法律的な瑕疵があった時の当該不動産のことをそう呼びます。具体的に大きく分けると物理的、法的、環境的、心理的の4種類です。
瑕疵物件については、不動産賃貸契約時に発見することが出来なかったものが、一定の期間内で発見された場合には、借り主は契約の解除や損害賠償の請求をすることが出来ます。
賃貸物件で問題となることが多いのが、心理的瑕疵です。一般的に事故物件やいわく付き物件と呼ばれています。具体的には、その物件内で事故死や自殺、他殺や孤独死など、忌まわしい死に方をした人がいる場合です。他にも、暴力団事務所や風俗店の近くといった生理的嫌悪が避けられない場合なども心理的瑕疵に含まれます。
そのような物件を貸す場合、貸し主は借り主に瑕疵があることを告知しなければならないという告知義務があります。告知内容について法律的には明確な基準はありません。
◎2022/8/19
情報を追加しました。
>瑕疵物件のメリットは何といっても価格の安さ
>瑕疵物件を購入したり借りた時のデメリットは?
>瑕疵物件とは事故物件のことを指しています
>瑕疵物件を知らずに購入した際に起こるトラブル
>瑕疵物件を隠匿して売却すると賠償責任を負うことも
◎2020/10/13
損害賠償請求について
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◎2020/8/11
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◎2020/6/10
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◎2020/3/16
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◎2020/1/21
瑕疵物件に買い手はつくのか
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◎2019/11/29
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